よみきかせ時間目安:3分
ろばを洗う男
むかし、あるところに、塩を売る男がおりました。 男は毎日、ろばの背中に塩の袋を載せて、山を越えて町へ売りに行きます。ろばはよたよたと歩いて、重い塩を運んでくれました。 ある日、川を渡るときに、ろばが足をすべらせて水の中に […]
よみきかせ時間目安:3分
鳩と蟻
春の昼下がりのこと。 小さな蟻が、川の岸辺を歩いていました。のどが渇いて、水を飲もうと水面に近づきます。 ところが、足をすべらせて、ぽちゃんと川に落ちてしまいました。 「助けて」 蟻はばたばたともがきますが、小さな体では […]
よみきかせ時間目安:4分
狐と鶴のご馳走
むかし、きつねと鶴が友だちでした。 ある日、きつねが鶴を夕ごはんに招待しました。 「今夜はとびきりのスープを作ったよ。たっぷり食べておくれ」 きつねはスープを平たいお皿に注ぎました。湯気がほわほわと立ちのぼって、とてもお […]
よみきかせ時間目安:3分
欲張りな犬
ある晴れた日のこと。 一匹の犬が、大きなお肉をくわえて歩いていました。お肉屋さんでもらった、とびきり上等なお肉です。 犬はうれしくてたまりません。しっぽをぶんぶん振りながら、家に帰る途中の橋を渡ります。 ふと、橋の上から […]
よみきかせ時間目安:3分
酸っぱい葡萄
秋の昼下がりのこと。 きつねが野原を歩いていると、高い木の枝にぶどうがたわわに実っているのを見つけました。紫色のぶどうが、お日さまの光を浴びてつやつやと輝いています。 「おいしそうだなあ」 きつねはお腹がぺこぺこでした。 […]
よみきかせ時間目安:3分
金の卵を産むガチョウ
むかし、あるところに、農夫がおりました。 農夫はある朝、小屋の鶏小屋を覗いて目を丸くしました。一羽の白いガチョウのそばに、金色に光る卵がころんと転がっていたのです。 「なんだこりゃ。金の卵だ」 持ち上げると、ずしりと重い […]
よみきかせ時間目安:3分
獅子の皮を被ったろば
ある日、ろばが道ばたでライオンの皮を見つけました。 猟師が干しておいた皮が、風で飛ばされてきたのです。茶色いたてがみのついた、立派な毛皮でした。 「これを被ったら、みんなびっくりするだろうなあ」 ろばはライオンの皮をすっ […]
よみきかせ時間目安:3分
喉の渇いたカラス
暑い暑い夏の日のこと。 一羽のカラスが、水を探して飛んでいました。朝からずっと飛び続けて、のどがからからです。 川は干上がっていました。水たまりも乾いています。太陽がじりじりと照りつけて、地面がゆらゆらと揺れて見えます。 […]
よみきかせ時間目安:4分
樫の木と葦
野原のはずれに、大きな樫の木が一本立っていました。 太い幹、どっしりとした根。枝は空に向かって力強く伸びています。樫の木は自分の強さが自慢でした。 すぐそばの川べりには、細い葦がたくさん生えています。風が吹くとさらさらと […]
よみきかせ時間目安:4分
鼠の相談
むかし、ある家の天井裏に、ねずみたちが住んでおりました。 大きいねずみ、小さいねずみ、太ったねずみ、やせたねずみ。みんな仲良く暮らしていましたが、ひとつだけ困ったことがありました。 家の猫です。 黒くて大きな猫が、いつも […]