よみきかせ時間目安:5分
きょうりゅうのミツノ その1 川原のたまご
大雨がやんだ次の日、ハルはお父さんと川原へ行きました。くずれたがけに、しましまの地層がのぞいています。 「ここは、ずっとむかしの地面が見えているんだよ」 お父さんが言いました。ハルは、がけの下の砂の中に、なにか白くてまる […]
よみきかせ時間目安:5分
はつめいたぬき ぽんきち その1 おきろーマシン3ごう
町はずれの木の家に、たぬきのぽんきちが住んでいます。ぽんきちは、発明家です。 ある朝、ぽんきちはパン屋さんの前で、がっくりと肩を落としていました。 「また、売り切れ……」 パン屋さんの「朝いちばんメロンパン」は、毎朝お店 […]
よみきかせ時間目安:5分
もりっこずかん その1 どんぐりのころん
ソラは、うらの森でどんぐりをひろっていました。図工の時間に、どんぐりごまを作るのです。 「つやつやのを、十こ」 かごの中には、もう九こ。あとひとつです。 足もとに、ひときわまるいどんぐりがありました。手をのばすと、そのど […]
よみきかせ時間目安:5分
月にのぼったじょうが
むかしむかし、空には太陽が十もありました。 十の太陽は兄弟で、毎日ひとりずつ順番に空をわたるきまりでした。ところがある朝、十人そろって、いっぺんに空へとびだしてしまったのです。 「みんなで出ると、おもしろいぞ」 地上は、 […]
よみきかせ時間目安:7分
フンブとノルブ
むかし、ある村に、フンブとノルブという兄弟がいました。 兄のノルブは欲ばりで、いばってばかり。弟のフンブはまずしいけれど、だれにでもやさしい人でした。 お父さんが残した家も田んぼも、ノルブはぜんぶひとりじめ。そのうえ、フ […]
よみきかせ時間目安:3分
アリとキリギリス
夏のあいだ、野原はとてもにぎやかでした。キリギリスは草の葉の上で、朝から晩まで歌ってばかり。 「ギーッチョン、ギーッチョン。夏はいいなあ、たのしいなあ」 その下を、アリたちが一列になって通っていきます。麦のつぶを背中にか […]
よみきかせ時間目安:4分
たぬきの糸車
むかし、山おくの一軒家に、きこりの夫婦が住んでいました。 秋の山は、どこもかしこも赤や黄色。どんぐりがころころ落ちて、山の動物たちは大よろこびです。 ところが、一ぴきのいたずらだぬきが、毎晩のように夫婦の家へやってきまし […]
よみきかせ時間目安:6分
芋ほり長者
むかし、山のふもとに、藤五郎という男が住んでいました。藤五郎は、毎日山へ入って、山芋をほって暮らしていました。 秋は、芋ほりにいちばんいい季節です。くわを土にさくっと入れて、そうっとほりすすむと、長い芋がにょろりと顔を出 […]
よみきかせ時間目安:6分
ふるやのもり
むかし、ある山の村に、じいさまとばあさまが住んでいました。ふたりは、かわいい子馬を一頭かっていました。 秋のおわり、雨が何日も何日もふりつづいた晩のことです。しとしと、しとしと。かやぶきの屋根は、もうずいぶん古くなってい […]
よみきかせ時間目安:5分
だんごどっこいしょ
むかし、ある村に、ちょっとわすれんぼうの男がいました。 秋のなかごろ、男はお嫁さんの里へ、ひとりで用たしに出かけました。山の道では、すすきがさわさわゆれています。 里の家に着くと、お嫁さんのおっかさんが、にこにこしてお皿 […]